飲食店必見!外国人が入りやすいお店作りとリピーター作り

みなさんは1日でどのくらい外国人を見ますか? もちろん住んでいる地域によってその多さは異なってきますが、東京などの都会などでは日常生活で外国人を見ない日はないというぐらい外国人観光客や留学生は増えています。2016年の時点で訪日外国人が2,4039千人にもなったことはメディアでも大きく取り上げられました。外でこの記事を書いていますが、外国人に囲まれています。こんな光景ももう珍しくはなくなってきているのが現状です。

訪日外国人の出身地ランキング 5位 アメリカ 4位 香港 3位 台湾 2位 韓国 1位 中国

今回は、そんな市場としてますます増加傾向にある訪日外国人をターゲットにした飲食店の戦略についてまとめていこうと思います!

 

リピーターの前に集客してファンに繋げる

SNS運用

少し前の記事で集客におけるSNSの活用方法を軽くまとめましたが、今回のターゲットは外国人なのでそれとは少し変わってきます。

外国人を呼び込むのに効果的なSNSInstagramです。理由として文章が重要となるTwitterFacebookはよほど対象の外国人の国の特徴や習慣を理解していないと会話すら難しいうえにそこでユーザーの気を引くマーケティングをするというのは高校生レベルの英語、1.2年程度の留学生の英語力でも難しいです。

では、Instagramはどうでしょうか? 言語関係なく綺麗、美味しそう、美しいなど、感覚的なものを簡単に表現できるもの。

そう写真です。

Instagramは写真がメインのSNSとなっています。ユーザーも写真を目当てに利用していますし、飲食店を探すのに使ってるユーザーも多くいるので効果的と言えるでしょう。とにかく写真にこだわりましょう。 日本は街が他の国に比べて狭く入り組んでいます。 お店を探すのに苦労しないように店構えを載せてもいいかもしれませんね。

他に気にしなければいけないことは、タグですがこれは簡単です。 写真を多くの外国人に見せなければならないと考えれば追加すべきタグがたくさん浮かんでくると思います。店名や地名、アピールポイントなどをアルファベットにして追加することでリーチできる外国人の数は上がり、たくさんの外国人に料理の写真や店舗の写真を見てもらえるでしょう。

 

店構え

 

さて、ではどうすれば外国人が気軽に入れるようなお店が作れるのでしょうか?

まず、普段店構えで一番最初に見るところはどこでしょうか? 全体的な外の店構えを見たらどんな料理を提供しているのか知るために看板を見ます。メニューを書いた看板がなければ何が出てくるかわからないため、少し躊躇します。

ではあなたが海外に旅行に行ってお腹が空いてお店を探しているとしましょう。 あなたの周りにはたくさんの読めない文字が店舗名として掲げられている飲食店がたくさんあります。メニューが書かれた看板に目を向けてみてもどんな料理を提供しているお店かほとんどわかりません。 そんなお店がそこら中にたくさんあります。 その中で一つだけ日本語で書かれたメニューの看板を置いているお店を見つけます。 どうでしょうか、もしその店が多少さびれていたとしてもその店舗を選ぶのではないでしょうか?

場所によって使っている看板のタイプは違うと思いますが、他の言語を追加することで外国人のユーザーからするととても入りやすい環境を作ることができます。

 

また、訪日外国人出身地ランキングで1位の中国ではスマホ決済が当り前です。現金でしか払えないお店よりも、普段自国で使い慣れているスマホ決済が使えたほうが中国の方々も安心してお店に入れるはずです。メニューの分かる看板だけでなく決済サービス、例えばAlipay/WeChatPay/VISA/Master/決済アプリ日本美食、などのステッカーをお店の外に貼るだけでも圧倒的に集客としての効力を発揮します。

 

 

リピート率

 

外国人旅行者のリピート率を取るのは不可能といってもいいほどに難しいです。 なぜなら、冒頭であげた訪日外国人の数字もほとんどが旅行者です。

外国人の観光の目的といえば日本の有名な観光地に行くなど様々な理由がありますが、その中の大きなものに日本食を食べるというのがイベントとしてあります。 そんな旅行者がわざわざ旅行に行って同じ飲食店でご飯を食べようと思うでしょうか? よほど気に入ったか泊まっているホテルや宿舎の近くにある飲食店は除いて、ほとんどないと思われます。

では、リピート率をあげる工夫はいらないのでは?

と思われるかもしれませんが、絶対に必要です! ほとんどの割合を旅行者がとっているとしてもそれ以外に増え続けている外国人、留学生または居住者がいます。 それにお店側としてもお客さんにはいい思いをして帰って欲しいと思うでしょう。

では店内の接客も見直し、工夫する必要があります。 リピーターを確実にゲットしていきましょう。

 

スタッフ育成

 

店構えでせっかくユーザーの心を掴んだのにも関わらず、中の人が全く対応できないなど論外です。 リピート率はまず間違いなく下がるでしょう。

もともと英語ができる人を雇うのもいいですが飲食店での人手不足が問題となる今、条件をつけた求人などで人は集まらないでしょう。 ならば、多少お金がかかってでもスタッフの接客においての英語力向上をねらった週に一回程度のレッスンを店舗側で行うべきです。 接客に関しては伝われば問題ないので世界共通語である英語だけで良いと思います。

 

メニュー本の言語追加

 

確実にしなければいけないのが外国語のメニューの追加です。 接客に関しては伝われば問題ないですが、料理の名前や注意事項等はしっかりと理解してもらわなければトラブルに繋がります。 なので英語だけでは不十分です。 冒頭であげた順位通り、5位にアメリカが入ってはいますが、大半がアジア圏の日本から近い国が占めています。 中国語・韓国語・英語。 これらに関しては、普段来店する外国人の割合を調査する必要がありますが、この3つの言語を追加しておけば、まず問題はないと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

飲食店での外国人をターゲットにしたマーケティングを軽くまとめてみました。 SNSの運用、店構えの変更、メニュー本の追加、スタッフの育成。 外国人のユーザーを獲得したいお店は、これらのポイントは押さえておきましょう。ここでまとめたものは最低限にすぎません、工夫すべき点はあげればキリがないほどでてきます。 また、店舗によっても条件は異なります。どうすれば外国人のユーザーが集まるか、定着してくれるかは工夫次第で決まります。 よく考え、工夫しましょう!

また、最近では飲食店向けのインバウンド対策サービスを行っているIT企業が多く出てきています。決済サービス/外国語が話せる従業員を1日単位で雇うサービスなどもあるので、そういった所へのアプローチも進めていくことでIT企業と飲食店がお互いに発展していくことは間違えありません。

従来の掲載型のグルメメディアだけでなく、リアルでのITサービスのご導入を検討してみてはいかがでしょうか?