日本と海外の面接の違いからわかる採用の重要性

履歴書を書き、自分をアピールする。そして働き手を判断し、職場をより良くするための「面接」。大切ですよね。最近はいろんなことがオープンな時代になり、面接の重要性は薄れてきたのでしょうか?答えはノーです。より重要になったと言っても過言ではありません。

そこで、オープンな時代だからこそわかる、日本と海外の面接の違いについて見ていきましょう。

 

 

日本と海外の面接の違い

 

 

履歴書

 

履歴書は故人を知るために重要なアイテムの一つです。顔写真、氏名、年齢、性別、住所…たくさんの個人情報を載せます。しかし、日本の履歴書は海外の人から見ると「ありえない!」のだそうです。

 

顔写真は必要ない?

海外では顔写真を要求する=人種差別、という考え方があるようです。日本でも他人事ではありませんよね。顔だけ見て判断されたりしたら本当に腹立たしいですから!

 

年齢を記入する欄がない!?

海外では年齢などよりも仕事上のスキルなどを重視するようです。一方日本では新卒一括採用などが普通ですよね。これは文化の違いだと言われればそうかもしれませんが、自分が本当に必要とされる場所にいつでも行くことのできるようにするには改善しなくてはいけませんよね。

 

日本の履歴書では自分のアピールができない?

海外では「どの大学を出たか」よりも「大学でどれだけ優秀な成績を出したか」のほうが評価されることがあります。他にも課外授業やインターンなどによって自分のスキルアップしたことなども評価されます。しかし、日本の履歴書のフォーマットではそれをアピールすることはできません。

 

日本は「スキル」よりも「誠意」が大事?

日本の履歴書では手書きが普通ですが、海外ではプリントアウトしたものを渡すのが普通のようです。あなたの「誠意」は手書きだけで伝わりますか?

 

 

日本と海外の面接の違い

 

書類選考が終われば面接が始まります。スーツを着て、女の人なら化粧をして、マナーや礼儀をたくさん調べて面接に備えます。その面接が終われば二次面接、三次面接…最後には幹部の人との面接もあるかもしれません、大変ですね。面接もやっぱり海外と比べると大きな違いがあるようです。どのような違いがあるのでしょうか?

 

面接は1回!

日本では書類選考の後にたくさんの面接が待っています。しかし、海外では人事担当の人と面接をして、終わりです。海外の人から見ると、何回も面接をすることは非効率なことだと思われているようです。

 

スーツは世界共通!でもシャツは?

日本では就活中は個性をなくした格好が良いとされています。しかし、海外では個性を重視した就活が行われます。しかし、個性を表すために何をしてもいいということではありません。スーツを身につけることによって、自分のプロフェッショナル性などをアピールできるからです。しかし、何も個性を表現しないのではなく、薄い色のカラーシャツやストライプシャツを着ていく人が多いそうです。日本では考えられませんね。

「面接」というよりも、「お見合い」?

日本の面接はとにかく決まったことを聞き、決まった文句を返すといったカタい物が多いです。先程書いたように、個性はいらない。という考え方からですね。日本と違い個性を尊重する海外ではどうでしょうか?まず志望動機などは聞かれないことがほとんどだそうです。「どうしてってお金を稼ぐために働こうと思っていますよ?」考えてみれば当たり前のことですが、日本では「どうして我が社を選んだんだ?」という質問をします。(ここがだめだったら他のところにも行くのに…)なんて思っていても決して言えません。

そして海外には自分の得意なことをアピールする場があります。「私を会社に入れてくれればこんなことができるよ!」と会社にアピールできるのです。「私をぜひ会社に入れてください!なんでもします!」という日本式より説得力があるように感じられますよね。

 

海外と日本を比べてみて

 

日本の文化は独特です。言葉も独特。そして会社に入るための面接も独特でした。独特というのはただ悪いということではありません。言い方を変えれば、「ユニーク」です。海外では頻繁に転職をしますが、日本では一生転職をせずに一生を過ごす人も少なくありません。そのため、一回一回の面接が慎重になってしまうのかもしれません。ただ、悪いところは良いところから真似をする、ということは大切なことだと忘れてはいけません。実際に日本は多くの優秀な人材を海外に流出させてしまっています。これを改めて行くにはまず、「面接」を変えていく必要があるのかもしれません。もっと簡単に、もっと自分をアピールできる、お互いにとってわかりやすい面接が必要とされているのです。