【未来の仕事はお金のためじゃない!】ベーシックインカムにみる本当の働き方改革

最近は「働き方改革」という言葉が騒がれていますね。 「働き方改革」といえば、自社内/自社外から変えようと多くのITベンチャー企業が取り組もうとしています。 今回はそんな「働き方改革」においてもっとも有力と言われている「ベーシックインカム」について調べ、実際に日本で取り入れるならどのような展開があるのか考察してみようと思います。

 

ベーシックインカム?        なにそれ美味しいの?

 

ベーシックインカムを大きくとらえると以下の2点になります。

①無条件で、生活をしていくうえでの最低限の現金(約8万円)が国からもらえる

②ある程度の命の保証をしていた保険制度がなくなる

この2点を踏まえた上で、ベーシックインカムの実例と今後日本がベーシックインカムを取り入れてていくうえでのステップを見てみようと思います!

 

ムーミンみたいな生活に憧れる!     ベーシックインカム導入で変わるフィンランド

 

実際に海外ではベーシックインカムを国民数名に実験として行うと発表した国もある。

その中でもフィンランドは規模も期間も長く、ランダムで選ばれた2000名の失業者に対して日本円で約7万円/月を2年間支払うと発表し、2017年1月より実験が開始されている。

そんなフィンランドの雇用事情はどうなっているのでしょうか?

日本では大学を卒業したら1つの会社に就職するというのが当り前になっています。ですがフィンランドでは、新卒の学生を長期雇用するのではなく短期雇用で様子を見ます。それで実際に契約期間の数カ月~数年を経たのちに再度契約更新するかの話しになるわけです。

すると短期雇用期間に出せる限りの成果を出そうとします。それによって評価を得ることができれば再度契約更新へと至るわけです。

成果にこだわる風潮+成果を出すうえでの最低限の生活を保証するお金

この2点が合わさることによりフィンランドはより生産性の高い仕事が増えていくと予想されます。※国全体がベーシックインカムを導入しているわけではありません。

 

日本での「働き方改革」にはベーシックインカムだけでは足りない!

 

では、日本でもベーシックインカムを試験的に行ってみれば良いじゃないかと思いませんか?実際にいま日本で試験的に導入しようという動きはありません。

なぜ日本では難しいのか。 国民側を見た時にあげられる理由の1つにベーシックインカムと付き合った自分の生き方がわからない」というのがあると思います。「月8万円貰ったら、仕事を辞める?でも辞めて何する?今の生活って8万円で足りるっけ?」という不安があるのではないでしょうか?

ベーシックインカムの根本とは少しずれてはしまうものの、ある仮説をたてました。

それは、「働きながら、自分のやりたいことをやりながら、休みながら、最低限のお金は国から貰う」というライフスタイルになれば、前提に食べていけるだけのお金があるという安心の元、夢を諦めず追いかけながら、少し贅沢をできるように働きながら、体の休息も取ることができれば、日本でもベーシックインカムが導入できるのではないかというものです。

 

今の日本人の平均的なライフスタイルと、仮説上でのライフスタイルはこのような違いになります。

現在:週5日働く 週2日休む

未来:週3日夢を追いかける 週2日働く 週2日休む +約8万円のお金がもらえる

ここで疑問に思うのが、週2日だけ働ける会社なんてあるのか?そんなに休んでたら会社をクビになるぞ!というものでしょう。 ここでいう週2日働く、はいまの会社に就職して働くものとは異なります。

例えば、「街中にあるカフェで1日だけ働く」ことができれば容易に週2日働くことができます。その働き方はアルバイトでもない派遣でもない、自分の自由な時に必要なだけ働くことができるのです。

そして、週2日働く(1000円/時×8時間/日×8日/月=6万4000円)+月8万円=14万4000円では足りない!という人は、夢を追いかける中でお金を生みだせばいいのです。

また14万4000円で月の生活は十分だという人は、お金を生みだせなかったけどやりたかったこと、実現したかったことに週3日も時間が割くことができるのです。

このようなライフスタイルを目指すには、まず「街中にあるカフェで1日だけ働く」 デイワーク(日働き)が問題なく行える仕組みが必要になってきますね!

 

いかかでしたか?

ベーシックンカム/デイワークという考え方/働き方も良いかもしれません。日本での「働き方改革」 この言葉がどこまで意味を成すのか今後が楽しみですね。